ページの先頭です

TOP > 水産水処理とは?(事業のご案内)

水産水処理とは?(事業のご案内)

魚を飼育する生簀や水槽を持つ産業における「水」の問題は、商品の歩留りや管理コストに直結しているにも関らず、これまで飼育者側の主観によって対応が取られてきました。しかしながら、事業の採算性を左右する水管理には、本来客観的な根拠があって然るべきです。そこで、水産業界に於いて「水処理」の考え方を取り入れ、水の状態を科学的に解明すれば、主観から脱却して客観的な根拠を持った対応ができるのではないかと我々は考えました。これが「水産水処理」の考え方です。
「水産水処理」は魚の飼育技術ではありません。魚を飼育するためのノウハウは目的によってまちまちです。しかしながら、水を解明するノウハウは共通です。水産水処理は概ね次の様なステップを踏んで施設ごとの課題を抽出し、改善していきます。

1stステップ
〜現状を知ろう〜

今の水槽の水質を測定します。長期に渡って閉鎖循環をしている水域では、餌や魚由来の老廃物をはじめとする、本来の海水には含まれない物質の蓄積が多く見られ、イオンバランスが崩壊していることも珍しくありません。 魚にとっての水は我々にとっての空気と同じで、その組成が崩れることは飼育環境に大きなダメージを与えることになります。 まずは水質を知ることで今の飼育環境が本当に適正であるかどうかをチェックしましょう。


2ndステップ
〜目標を設定しよう〜

日々変化する水質のトレンドを把握し、目標設定しましょう。例えば、魚の老廃物に由来する硝酸は、換水しない限りは増加の一途をたどります。 目に見えない物質の濃度変化をトレンド化し、蓄積速度を知ることが重要で、問題となる物質の濃度をどの程度に抑えるべきなのか、目標設定をします。


3rdステップ
〜手段を考えよう〜

目標達成のための手段、何をやるべきかを考えます。
 ①硝酸除去(脱窒)を基軸とした水処理法を全てピックアップ
 ②その中で採用可能なものを絞り込んで組み合わせ、システム化する。
 ③パイロットプラントを組んで効果を実証する。或いはラボで実証する。
 ④試験結果を考察し、実機に導入が可能か検討する。
水質分析結果を元にシステムを立案し、試験によって効果を実証してから計画しますので、安心かつ確実なステップを踏むことが可能です。


4thステップ
〜メリット計算しましょう〜

高価な素材や装置をふんだんに使用すれば理想に近い水質を維持することは可能かもしれません。しかしシステムが生むメリット以上のものを導入することはナンセンスです。導入メリットとコストのバランスを計画時に検討し、費用対効果を確認してからの導入をお勧めいたします。


5thステップ
〜水処理の導入です。維持管理しましょう〜

水処理は導入=水質の向上ではありません。常に現状の把握と計画的な維持管理によって成り立つものです。具体的には、定期的な水質分析とメンテナンスを実施します。 分析結果によって得られる情報をお客様にフィードバックし、常に適正な管理を実現できるよう対応する事が求められます。 装置を売るだけではなく、装置導入後も、飼育のプロであるお客様と水のプロである我々が一体となって様々な問題を着実に解決し、ご満足いただける飼育環境を作ることを目標としております。


※ここで言う「水質」とは水中に溶解する塩類だけを指すのではなく、硝化や有機物分解を支配する微生物も含めた飼育環境全体を示すとお考え下さい。


ページ上部へ